2019年2月5日 第一回 口頭弁論
裁判当日。
初めて裁判所に来た時は、ドキドキしてあちこちキョロキョロ見ていたが、裁判は2度目。申し立てなどで何度も来てるのですっかり慣れてしまった。
法廷内へ
中に入ると開始5分前。被告らは見当たらない。
入り口横の長テーブルに、事件名と原告被告の名前が記載されている紙が置かれてあり、自分の事件名を探してサインする。被告らのサインも代理人のサインはなかった。
まだ来てない?やはり欠席か?
法廷内を見回すと傍聴席に座っている人が3名。私の裁判の他にも何組かあり、時間で区切られているので傍聴席で待機しているのだ。
私の番だ!
10分~15分程で私の番が来た。
民事なので、テレビで見るような法廷とは少し違っている。

円卓に裁判官・書記官・司法委員・そして原告・被告が一緒に座って話をする。
私の番になると、司法委員が変更し、弁護士バッジをつけている男性が座った。
最初に、裁判官が、訴状の読み上げを省略すると説明。
裁判官「〇〇被告から連絡はありましたか?」
私「いいえ、ありません」
訴状の内容についていくつか確認・質問をされた。
調停の際に、被告(ばーさん)が欠席したことの確認。
そして、被告(じーさん)の関与について具体的な主張が薄い、被害を受けていることが詳しくかかれていないと言われた。
確かに、今回二人を訴えたものの実際に嫌がらせ行為をしている証拠がばーさんだけなので、どうしてもその内容ばかりになってしまい、じーさんのことが具体的に書けなかった。弁護士にも指摘されていたのでわかってはいたが、ダメもとで出したら案の定ダメだったわけだ。
裁判官は、「ダメ」とははっきり言わず、被告が出頭していれば詳しい話も聞けたが、来ていないのでこの申し立ての内容だけでは判断できないとのこと。
そして、以下の選択を迫れた。
1)具体的な説明とそれを裏付ける資料(証拠)を提出し裁判続行
2)夫を取り下げて、妻のみにする
今決めないと次回の日程がの調整ができないので即答しなければならない。
裁判官とのやり取りの後、司法委員が話に入ってきた。
私は、じーさんが、ばーさんを止めもせずにかばってるから共犯だと思って一緒に訴えたと言うと、わかりやすく説明してくれた。
「妻のの行為を止めなかったり、嘘をついたりしたことは共犯にはならない。
一緒に嫌がらせ行為をしている具体的な説明や証拠がないといけない」
「今回の訴えは、妻の方による嫌がらせによって通院するほどの被害を受けたということであり、夫は一緒に天井を叩いていたわけではない(証拠がない)ので、知らんふりをしたり、嘘の返答をしただけでは夫の非を認めるのは難しい」
なるほど。じーさんの関与を立証するのは難しいしめんどくさいので取り下げることにした。
そして、この裁判はその日で終結となる。
ちなみに、夫の方の取り下げは、特に書類や手続きなどはなく、口頭のみ。
その場の確認だけで済んだ。
次に、証拠書類の確認をした。
原本を全部持ってたので、提出した甲書類と照らし合わせる。
書記官の女性が私の側に来て、書類を確認し裁判官に渡す。
病院の領収書や診断書、警察の通報記録など結構な数だ。
前回の裁判は、領収書とか細々とした確認は司法委員と別室でやったのだが、法廷で裁判官自ら確認してくれたのでちょっと驚いた。
そして、裁判官から判決するにあたっての説明があった。
「慰謝料については、これから審議して決めるので、請求している金額ではないかもしれません」
そんなこともちろん存じております。(と心の中で言った。)今回の裁判官は最初から最後まで素人相手にわかりやすく説明してくれた。
裁判終結。次回は判決の言い渡し
判決の言い渡しは2月26日になった。
裁判官がそう告げた後、書記官が「判決はお送りしますので」と言った。
聞きに来なくても良いとのこと。
私の勝訴になるのだろうか?
不戦勝はちょっとつまらんな。彼らを法廷に引っ張り出してやりたかった。
勝訴した場合の損害賠償の支払い金額を予想してみた。
- 通院費・引越し費用全額
- 慰謝料はなし or(あっても10万程度)
以前は、100万でも気が済まん!と思っていたけれど、これだけ日が経ち、毎日平穏な生活を送ってせいか、もはやどうでも良くなっていた。
訴えることに意義がある。